「組踊」の人気演目がLINEスタンプが登場

本ページはアフィリエイト広告を利用しています

公益財団法人国立劇場おきなわ運営財団は、沖縄伝統芸能をもっと身近に感じられるように『組踊キャラクターLINEスタンプ』をリリースした。

組踊とは、唱え、音楽、踊りによって構成される歌舞劇です。組踊は、中国から琉球王国の新しい国王を任命するためにやって来る中国皇帝の使者である冊封使を歓待するため、18世紀初頭の踊奉行であった玉城朝薫によって創始され、1719年の尚敬王の冊封儀礼の際に「二童敵討」と「執心鐘入」が初めて演じられました。 朝薫は、琉球古来の芸能や故事を基礎に、日本芸能(能や歌舞伎)や中国の演劇からヒントを得て組踊を創りました。朝薫が創作した上記2作品の他、「銘苅子」「女物狂」「孝行の巻」は〈朝薫の五番〉と呼ばれ、現在でも人気のある完成度の高い作品です。

1972年の沖縄の本土復帰と同時に「組踊」が国の重要無形文化財に指定されてから50周年の今年、「組踊」を知らない方や沖縄伝統芸能になじみのない方にも「組踊」を身近に感じて興味を持っていただけるよう、組踊の創始者玉城朝薫の5作品、いわゆる「朝薫五番」の登場人物を親しみやすく可愛いキャラクターにして「LINEスタンプ」を制作。

スタンプのメッセージは、組踊公演の制作等に関わる職員の他、インターンシップで国立劇場おきなわを訪れた高校生にアンケートを実施して、うちなーぐちや組踊の台詞だけでなく、日々の生活の中で利用しやすい標準語のメッセージを選んでいる。