沖縄県・読谷村にある滞在型リゾート「星のや沖縄」では、2022年9月1日~11月30日の間、「食」をとおして琉球王朝時代の文化を知る「琉球宮廷料理づくり」を開催する。
施設内のキッチンスタジオ「ゆがふキッチン」で、星のや沖縄のシェフとともに琉球王朝時代の宮廷料理「東道盆」をつくります。
「東道盆」は、琉球漆器の代表的な器で、器そのものと盛り付けられた料理も含めて「東道盆」と呼ばれます。盛り付ける7品の料理の中から、中国からの使者のもてなしには欠かせなかった豚肉の料理「シシかまぼこ」と、はなやかな彩りが印象的な「花イカ」と「ヒラガラマチ」つくりに挑戦します。
花イカは、沖縄の方言で「クブシミ」と呼ばれる甲イカに切り込み細工を施す繊細な料理です。花笠や鬼瓦など伝統的な形に紅色を加えて炊き上げます。また、拍子木切りにしたかまぼこに、茹でたわけぎを巻く「ヒラガラマチ」は、白ネギと花びらで華やかに仕立てます。
予め用意した料理と共に、それぞれに込められた想いや歴史を聴きながら、全7品の料理を盛り付けます。
料理体験でつくる伝統の宮廷料理と共に、琉球料理伝承人による指導を受けた星のや沖縄のシェフが作るオリジナル料理を味わいます。沖縄特有の文化や食材を料理に取り入れ、沖縄で新しい食の魅力を日々発信するシェフがつくる料理は、伝統の宮廷料理「花しんすうの吸物」からインスピレーションを受けた「花しんすうのコンソメスープ」です。
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